Thursday, July 8, 2010

経済連携協定による、安易な看護師の流入

経済連携協定によるアジア方面からの看護師達が日本に来て学んだ結果、国家試験に不合格になったり、言葉や専門用語の難しさから諦めて母国へ引き揚げ行く者が続出しているとか。

之に対して、厚生労働省は漢字の難解さや専門用語の分かりにくさを緩和し、なんとか帰国者を食い止めようとの動きを開始し始めているとの事。

いったい国は看護師という職種をどう受けて止めているのか少々疑問だ。

私もかっては日本で看護婦(まだ其の当時は看護師ではなかった)として働いていた。
看護師になるには高校卒後、3年間の看護教育を受け国家試験に合格して初めて看護の道を歩み出す。看護教育を3年受けた者にとって国家試験はそれ程難しいものでもない。

しかし、海外から来たものにとって、言語の違いに加え、専門用語を覚えるのは並大抵のことではないだろう。

それでも大望を持ち日本で看護師になろうと思って来たのであれば、苦労も覚悟のはずである。

それを難しいからと、もっと専門語をやさしいものに変換させ、国家試験ももっと易しくした方がよいとの厚生省の考えは質の低下を招く何物でも無い気がする。

私の住むカナダは日本の看護師の免許は通用しない。
言語、つまり医学に於いて専門知識用語理解が重要な要だからだ。これが出来ないとなれば免許の取得は考えられない。

私はアジアからの看護師受け入れに対して、理由なくして闇雲に反対する者ではないが、安易に来た者にはお帰りを願うしかないと思ってしまう。

病に倒れた人々を介護するのが看護であると共に、時にはいろんな意味で生死に携わる仕事でもある事を思うと、安易な看護師養成は再考願いたい。

国民が国家間の経済連携協定の大義名分の犠牲になることはないのだ。

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